“精度と速度”を両立させる「勝つための判断力」とは?

いつもご覧くださり、ありがとうございます。

さて今回は、

稼げるトレーダーに最も必要な力でもある

【エントリー精度=判断力】

というテーマでお話したいと思います。

勝つための判断を行うためには、
誰しもが膨大な情報量の中から「必要なものだけ」を入手し、
それらを頭の中で整理しながら最適解を出さねばなりません。

ただ、トレーダーと情報量の関係というのは、多くの場合

勝つために勉強する → 知識量が増える(情報量が増える)
不安を払拭するために → いろいろな情報を仕入れる(情報量が増える)

このように、
相場と付き合う時間が長くなればなるほど、
情報量というものが増えていく人がほとんどです。

そしてほぼ例外なく
「情報量が増える→複雑化する」
という過程を辿っていくことになります。

そこで今回は、
勝つための情報量が増えていくと
どのようなデメリットに繋がっていくか。

そして実際にそのデメリットを避けるための
具体的な解決方法についてお話しいたします。

情報量が増えることの弊害

冒頭で情報量が増えると、
デメリットもあるとお伝えしましたが、
相場のために勉強をしたり、
情報を仕入れたりすること自体は悪いことではありません。

問題は、情報が増えることで
「複雑化する」「難しく考えてしまう」という、
この部分ではないかと思います。

これは具体的にどのように実際のトレードに影響を与えるかというと、

ズバリ、判断が遅くなるということです。

言い換えると、“動作が重くなっている”ような状態ですね。

処理をたくさん強いられたパソコンが
フリーズしかけている感じと言えば、
イメージしていただけるかもしれません。

トレードでより勝つために
判断の精度を上げようと思って多くの情報を仕入れた結果、
情報の量が負荷になり、今度は判断の速度に悪影響を与えるわけです。

つまりは、「情報量と判断の速度」、このバランスが大切だということ。

判断というのはいくら速くても、精度が悪ければ意味がありません。

ただ逆に現時点で自分が扱い切れない情報を抱えると、
人間というのは判断速度が犠牲になります。

つまり、勝てるトレーダーに最も必要な
【エントリー精度=判断力】というのは、
「精度と速度の総合力」であるということ。

どちらも欠かせないものですが、
強いて言うなら「速度が犠牲になることの弊害」というものが、
相場においては非常に深刻であると思います。

“相場は常に変化する生き物である”というように、
その時々でのタイミングがすべてと言っても過言ではない世界だからです。

いつ何が起こるかわからない相場の中で
常に最適な判断を行うためには、

自分に必要な情報だけを手元において、
一番良いタイミングで瞬発力を発揮せねばなりません。

そのためにはまず、
「どのような情報があれば動けるのか」を
自分自身で把握することから始めるのが一番です。

必要な情報を精査する方法

リアルタイムに動く相場の中で
最適な判断を行うのが、
利益を上げるためにはとても重要なこと。

しかし、あれやこれやと考える間に
タイミングを逃してしまえば本末転倒です。

それではこの状況を避けるために
どうすれば良いかというと、

●定期的に知識を整理してみる

●それまで学んだこと等をシンプルにまとめる

といった作業が役立ちます。

これは例えば、日頃扱うチャート画面にも、今日からすぐに活かせること。

表示させているテクニカル指標やインジケータが、
必要以上に複雑になっていないか。

自分にとってアシストどころか、
負荷になっていないか。

このバランスが極端に崩れると、
「初心者の頃の方が勝てていた」という謎の現象が起こるわけです。

この現象の正体は、判断速度の極度の低下、迷いですので、
自分に必要な情報量を超えてしまっていないか、
定期的に改めてチェックしていくと良いですね。

インプットをすることも
勝率や利益を上げるために大切なことですが、

定期的にアウトプットを重ねることで、
同じ情報でもさらに密度の濃いものとして
自分の頭の中から素早く取り出せるようになり、
同時に不要なものは省かれていきます。

結果として、
相場と向き合った時の精度を保ちながら
並行して判断する速度も早くなりますし、

勝率を上げ、より大きな利益を狙うための
判断プロセスの簡略化にも繋がっていきます。

それではここから実際に
私の場合は

判断速度を上げるために
どのように情報の取捨選択をしているか

をお伝えしていきます。

須藤流!精度&速度を両立させたエントリーテクニック!

改めてですがここから、
実際に私が利益を最大化するために用いている
エントリールールを紹介します。

それは、「ローソク足だけを見る」ということ。

エントリー精度を上げるための情報を
必要最低限に絞ることで

最も利益が伸びる最適なポイントでの
エントリーチャンスを逃すことも減りますし、

あなたも不要な情報をいろいろと考えることなく
必要な時に必要な判断を最速で行うことができるでしょう。

エントリールール「ローソク足だけを見る」

数本のローソク足の形状や並びのパターンから
次の値動きを予想する手法を「プライスアクション」と言います。

「買い手」と「売り手」の攻防、
つまりは反映された市場心理のみに注目することで

エントリーのために必要な根拠のみを集めながら
同時に不要な情報に惑わされることなく、

必要な時に最速で必要な判断を行うことができます。

着眼点を絞ることで初心者でも扱いやすく、
利益を積み重ねるための精度と速度を両立させた手法が

ローソク足だけを見ることによる
「プライスアクション」であると言えます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回の話をまとめると、

【判断力とは、精度と速度のバランスである】

ということ。

そのためには
自分で常に情報を整理することで不要な情報を省くことができ、
返って勝率を上げる手段にもなる
ということをお伝えしました。

何を隠そう、
私自身も定期的に自分を見直すよう心掛けております。

参考にしていただけましたら幸いです。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。