プロがたどり着いた「トレーダーとして一番大事なこと」

sudoh_20210113

こんにちは、須藤一寿です。
今回もご覧くださり、ありがとうございます。

講師として活動しておりますと、

「トレーダーにとって一番大事なことって何ですか?」

と尋ねられることがあります。

年の初めに相応しいテーマとも思えますので、
今回はその点について取り上げてみましょう。

まず痛感することは、
この問いに対して真っ先に浮かぶ答えが
どういうものかによって、

【トレーダーとしての自分の現在地がわかる】

のではないかなということです。

というのも、私自身
これまで何回か答えが変わってきたからです。

現時点での私自身の答えは

「トレーダーにとって一番大事なのは、
 自分自身の管理、言葉を換えれば規律です」

というものになります。

トレードを始めて日が浅い時ほど、
技術や知識、手法などを重視していたように思います。

「勝てる手法を知らなければ、
 どうにもならないでしょ?」

というわけです。

もちろん、それはそうなのですが、
つまり技術や知識、自らの武器となる手法も
とても大事なのですが、

そこは「大事」というよりも、
むしろ「前提」になるべきものだ

感じるようになります。

もう少しはっきりした言い方をあえてすると、
それらは「当たり前のこと」という風になるでしょうか。

長期的にみて、
それらよりももっと大事なことがあって、

それは、

「自分自身を運営する能力≒規律」

なんだなとの確信が、
強まるようになってきました。

やはりというか、
相場関連の書籍にはそういった類のものがありますね。

メンタル面からの自らのマネジメント、
そういう部分にアプローチしたものはたくさんあります。

最初の頃は、

「まあそういうことも大事なのはわかるけど、
 そういうもんかな」

程度に流している
自分がいたように思います。

着眼点が手法寄りと言いますか、
テクニック重視の考え方なんですね。

初心者の頃の自分は相場を舐めていたので、

「勝てる手法さえあればなんとかなる」

と思っていた節がある、
要はそういうことだと思います。

ただ、やはりそう相場は甘くないので、
そういう価値観では立ち行かなくなる、

また振出しに戻ったりして
同じことの繰り返しになる。

その原因は何かと考えた時に、

「徹底して自分を律することこそが、
 トレーダーの要である」

という結論に至りました。

引き続き、今もそう思っています。

「ゼニを運用する前に、
 自分自身を運用できなければならない」

と言い聞かせています。

自分自身の中の、
いい加減さやだらしなさと戦い続けることが、
トレーダーとしての真の戦いですね。

皆さんはどう思われますか?

お読みくださり、ありがとうございました。