豪ドル系相場が急転換!?いま狙うべき通貨ペアとは

2021年11月24日

こんにちは、藤田昌宏です。
今年も早いもので、残すところあと2か月となりましたね。

そんな中、最近の為替市場は、円相場がトレンドの突入を示唆しています。

その理由として、ある2つの国の動きが、強く影響していることが挙げられます。

そのあたりの環境認識も含めて、とっておきのおすすめ通貨ペアがありますので、後ほど詳しく解説していきますね。

2021年10月の為替市場の月初来の騰落率

まずは、恒例の2021年10月の、為替市場の月初来の騰落率(とうらくりつ)を見ていきましょう。
※騰落率とは、ある期間の価格がどれだけ変化したかを表すもの。

2021年10月1日から現時点での各通貨の強弱を見ていくと、豪ドルが強く、日本円が最も弱くなっています。

左から強い順に並べると、

『 豪ドル > スイス > ポンド > 米ドル > ユーロ > 日本円 』

といった順番ですね。

また、これを対ドルの数値にして見ていくと、
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1位豪ドル+3.92
2位スイス+1.62
3位ポンド+1.60
4位米ドル 0.00
5位ユーロ-0.28
6位日本円-2.44

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上記のデータになります。

ちなみに、世界中の投資家は米ドルを中心に見ているため、対ドルで記載しています。

この騰落率のデータからも分かる通り、豪ドルが最も強いです。

また、通貨ペアに直すと、豪ドル/円上昇(豪ドル高)、豪ドル/米ドル上昇(豪ドル高)ということが判断できますね。

※参考までに前々月、9月は下記になります。

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1位 米ドル  0.00
2位 ポンド -0.60
3位 日本円 -0.65
4位 ユーロ -0.86
5位 豪ドル -1.00
6位 スイス -1.10
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現在の相場状況に影響を与えた2つの国の政策

9月と10月の騰落率データからわかることは、豪ドルの力強い上昇です。

しかし、11月に入ると急にその勢いが衰え、下落に転じました。

そのきっかけとなったのは、世界的に注目されていた2つの政策金利。

それが豪州政策金利とアメリカ政策金利(FOMC)。

どちらも大きなサプライズはなかったのですが、豪ドルは下落しました。

仮に、現在の相場の売り買いといった対決構図で表すと「政策金利発表前の上昇トレンドVS政策金利発表後の下落トレンド」といった状況です。

そうした背景を踏まえて、今回は豪ドル/米ドルで見ていきましょう。

下図は、2つの金利政策による影響を示した豪ドル/米ドルのチャートです。

▼2021年11月08日、政策金利前後(豪ドル/米ドルのチャート)

ここではデータ(騰落率)から、どの通貨ペアをトレードすることが最適か、読み取っていきたいと思います。

9月と10月、どちらもマイナス推移を継続していた通貨は、ユーロと円でした。

そこから言えることは、ユーロ安、円安に持続的なトレンドができているということです。

さらに、ここから導き出される最適な通貨ペアは、ユーロ安を見込むのであれば、ユーロ/ドル(下落)、ユーロ/豪ドル(下落)。

また、円安を見込むのであれば、ドル/円、豪ドル/円といったところが狙い目になりそうです。

もしも、注目通貨に迷ったときは、参考にしてくださいね。

不安定な相場から利益を狙うトレード戦略とは

続いて、11月に実践したトレードについて解説していきます。

下図は、ユーロ/豪ドルのチャートです。

▼2021年11月08日、トレード
チャート
※表示している通貨ペアはユーロ/豪ドルであり、見やすいように15分足に設定しています。

この通貨ペア選定の根拠の一つとして、騰落率を用いています。

またエントリーは、一定の法則に従ってサインが自動で発生する仕組みです。

上図のエントリーサインが発生した赤色の枠でエントリー、そして水色の枠で決済して、50pipsの利益獲得となっています。

今後の戦略としては、ユーロ安、円安の値動きに注目し、エントリーチャンスを狙っていくことです。

次回も、プロが注目しているポイントからヘッジファンドが密かに使う手口、そして実際のトレードを共有させていただきます。

ぜひ、楽しみにお待ちくださいね。