検証の鬼が解説!年末に向けたドル円相場の戦略!

2021年10月28日

「投資で生きる」をご覧いただきありがとうございます。TAMURAです。

10月中旬から日増しに秋の深まりを感じる季節となり、朝夕は冷え込んできましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、2週間前となる前回のレポートでは、米ドル買い優勢の展開が期待できるとお伝えしました。

今回は、年末に向けての相場予想、さらにシステムトレーダーでも検証が重要な理由と、普段からできる検証スキルを上げる方法について、解説していきます。

ぜひ、最後までご覧くださいね。

2021年10月のトレード戦略

10月の月初に実施された重要な経済指標発表後、ドル円は期待と狙いの通りに上昇トレンドを形成しました。

そして、FRBはテーパリングを12月に開始すると公表した後、ドル買いが活発化。

※FRBとは、米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)の略称で、米国の中央銀行にあたり、日本で言う日本銀行のような機関
※テーパリング=金融緩和政策を段階的に縮小させていくこと

そうした相場状況で、私は順張りの買い目線でシステムトレードを実行しました。

結果は、細かく数時間のトレードを繰り返して微損もありましたが、有効なサインを出してくれたので、まずまずの利益を獲得しました。

下記が、その時のチャートです。
▼USDJPY(1時間足)システムトレード 先週の売買ポイントサインの実績
チャート

今後のドル円相場の戦略とは?

テクニカル分析的には、更なる上昇トレンドを意識させるような力強い状況が続いています。

また、パーフェクトオーダーやバンドウォークも成立している状況からすると、安易に逆張り売りで攻めるのではなく、トレンドの方向性を意識した押し目を狙うのがベストでしょう。

※パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の移動平均線がキレイに並んだ状態のこと
※バンドウォークとは、ボリンジャーバンドで見られる現象のことで、ボリンジャーバンドに沿ってローソク足が並ぶこと

ですが、ここ数年の高値付近にレートが推移したことから、強力なレジスタンスゾーンの114.50~115.00の価格帯に対して、今後どのような動きをするのか注目です。

※レジスタンスゾーンとは、市場参加者の多くが相場がこれ以上、上昇しないという認識を持ちやすい価格帯のこと

もし今後、価格が上に抜けた場合は、大きめのロスカット勢を巻き込みながら、急伸する可能性もあるので注意が必要です。

さらに、もう一つの懸念点として、中国の恒大集団(こうだいしゅうだん)の債務危機問題の何らかの影響があることです。

正直、一時は楽観的に見ていましたが、今後の関連報道の内容によっては、一気にリスク回避の動きが活発化する恐れがあるため、そちらも警戒しておきましょう。

過去のボラティリティ数値からの相場予想

続いては、これからやってくる年末の相場について。果たして緩やかな動きをするのか、あるいは激しい値動きをするのか、過去のボラティリティ数値から予想していきましょう。

結論から言いますと、年末に向けて相場は大きく動いていくと予想しています。

というのも、下記の過去のデータから次のようなことが言えます。

ボラティリティ

具体的な根拠としては、ドル円の変動幅を見るとわかるように、他の月に比べて大きくなる傾向が強いです。

騰落率(とうらくりつ)は長期的に見れば、秋から冬にかけて上昇している傾向があるんです。

※騰落率とは、ある一定期間における価格の変化率

しかし、直近3年間の10月と12月はコロナの影響もあり、下降気味でした。

とはいえ、傾向と対策の参考にはなりますので、秋から冬にかけてボラティリティが上昇していくと念頭に入れておきましょう。

なぜシステムトレーダーに過去検証が重要なのか

システムトレーダーにも過去検証が重要なのか?そう、疑問に思う方もいると思います。

これはもちろん重要。システムは過去のデータを活用したトレードなので、今、目の前の相場で回数を重ねて、勝てる確率を上げていく必要があるからです。

つまり、システムトレードの精度上げる方法は、数値的な根拠や確率を活用したトレードをすることが重要ということです。

そうした考えのもと、私は優位な局面をトレード検証から見抜き、勝ち負けを繰り返しながらトータルで利益を狙っていくようにしています。

その検証する際に必要なのが、

■どういう根拠でエントリーをするのか?
■どういう根拠で決済をするのか?

といった根拠を事前に持って、トレードすることです。

そして、売買手法の検証等、過去のトレードをしっかりと見ていくことで、理解へと繋がり、未来の勝ちに繋がるのです。

ですから、「何をいつ売買すればいいか」だけではなく、その裏にある明確な根拠が無ければ、トレードをする意味合いが大きく変わってきます。

つまり、大事なことは理屈と論理から根拠を見出し、継続的な利益追求に勤しむようにすることです。

日頃からできる検証スキル向上の秘訣

この時期は「◯◯の秋!」と、銘打って過ごしていくことをお勧めいたします。

読書?音楽?スポーツ?食欲?・・・毎年のことですが、私は「検証の秋」です。

検証は常日頃から行っていますが、私の経験上では、なぜか秋の検証は優位性が高いんです。

過ごしやすいから?
寂しい感じがするから?
四季で1番短く感じやすいから?
金木犀の香りがしてくるから?
松茸が美味しいから?

・・・など、理由はわからないですが、まさにアノマリーですね。

※アノマリーとは、理論的根拠があるわけではないが、よく当たる経験則のこと

ですが、精度の高い検証、分析を実践するためには、スキルが必要です。

そこで、オススメしたいのが日頃行っている趣味をトレーニングに活用すること。

具体的にご紹介しますと、私は趣味の1つで埼玉西武ライオンズの全試合をTV観戦しています。

そのときに、一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)に気を配り、見逃さないように「どういう戦略?どういう戦術?どういうスタメン?どういう配球?」などなどを自分で分析しながら観ております。

※一挙手一投足とは、こまかな一つ一つの動作や行動のこと

正直、純粋に勝ち負けを楽しみたいのもあるのですが、ついつい自然と考えてしまうので、もはや習慣です。

要するに、趣味も「トレードや検証の鍛える場」として考えています。

やはり、スキルを上げるためには続けることが重要ですし、好きこそものの上手なれという言葉あるように好きであることが望ましいですね。

私はトレードは好きなので続けられていますし、しっかり上達しています。

特に、チームスポーツ・球技が全般的に好きなので、いろんな試合を見ています。

スポーツの試合は、同じ状況が決してないので、その都度、状況判断が求められるからこそ、トレード思考の良いトレーニングになっています。

今秋、トレードや検証を実践する際の視点を、いつもと違う角度から考えてみると、新たな発見にも繋がるかもしれません。

ぜひ、この記事を参考に試してみてくださいね。

リスクを深く理解して少しだけ愛すること。
トレードは勝って驕らず!負けて腐らず!
時節柄、くれぐれもご自愛ください。

■楽しんでやりましょう
■客観視していきましょう
■わかないところは何度も見直しましょう
■ロジック内容も大事だが考え方に固執しましょう
■先ずは足元を見てから星空を眺めるようにしましょう
■希望を語りましょう
■挑戦をしていく心を見失わないようにしましょう
■自身の価値観を大切にしていきましょう
■能力の差ではありませんから信念をもっていきましょう

行動・検証・失敗・学ぶ・継続を心に留め、絶対に諦めない。
意気自如で相場と向き合い、意気軒昂で心と向き合う。
冷静と情熱を忘れぬように一緒に頑張っていきましょう。

それでは「一行三昧」(1つの修行法を一心に.励むこと)
ということで、また次回よろしくお願い致します。
TAMURAより

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