トレンドを知る指標「騰落率」から見た通貨の動向
こんにちは、藤田昌宏です。
2021年のゴールデンウィークは、東京、大阪、京都、兵庫で緊急事態宣言が発令され、なかなか自由に動けない連休でしたね。
私は、家で料理系のYoutubeを見て自炊の勉強をしていましたが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。
まだまだ日本ではコロナの影響が長期化していますが、今回は世界に視点を移してみましょう。
アメリカ、カナダはワクチン接種が順調に進んでおり、欧州ではドイツが苦しんでいる状態ですね。
また、オーストラリアやニュージーランドは感染者ゼロの地域もあるようです。
これらコロナの影響から、各通貨の動向をシンプルに考えてみましょう。
- アメリカ=ドル高
- カナダ=カナダ高
- 豪州=豪ドル高
- 欧州=ユーロ安
- 日本=円安
それぞれの通貨について、このような見方もできますね。
通貨ペアを選ぶ上で役立つ「騰落率」
そしてさらに、ファンダメンタルズの視点だけではなく、データからも各通貨の行く末を考えてみましょう。
ここで注目するのは、騰落率(とうらくりつ)。
騰落率とは、ある期間の始めと終わりで価格がどれだけ変化したのかを表すものです。
例えば、100円のものが110円になれば騰落率はプラス10%となります。
5月の主要通貨の騰落率(対ドル相場)を順位で見ると、以下のようになっています。
- 1位:豪ドル(1.71%)
- 2位:NZドル(1.70%)
- 3位:スイスフラン(1.29%)
- 4位:ポンド(1.27%)
- 5位:カナダドル(1.19%)
- 6位:ユーロ(1.09%)
- 7位:日本円(0.69%)
FXで素早く手軽に利益をあげるなら、トレンドに乗ることが大切です。
そのため現在のトレンドを知る一つの指標として、騰落率を見ることおすすめします。
上記のデータから分かることは、上位の豪ドルが強く、下位のユーロや日本円が安い、ということです。
実際に通貨ペアをチェックしてみると、豪ドル/ドルや豪ドル/円、ユーロ/豪ドルにトレンドが出ていますね。
それでは、実際のトレードを見ていきましょう。
私がいま注目している通貨は豪ドルで、今回は豪ドル/円でトレードしました。
豪ドルに注目している理由としては、騰落率で上位に位置しており、ファンダメンタルズも強いからですね。
表示しているチャートは豪ドル円相場の15分足になっています。
使用しているテクニカルツールは確率論から導き出されるボリンジャーバンド。
このボリンジャーバンドには特定の状況で偏りが見られるため愛用しています。
こちらは私の得意パターンでエントリーした場面です。
その後、手堅く利益を確定し、今回のトレードではおよそ20pipsを獲得しました。
2021年5月は豪ドルのトレンド継続に注目しており、通貨ペアでは豪ドル/円やユーロ/豪ドルの、豪ドル高に焦点を当てています。
今後も勝ちパターンを共有していくので、参考にしてみてくださいね。