相場の値動きに惑わされることなかれ。勝負は“ 帯 ”の端にて仕掛けよ
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
今回も基本的な点、特に手法やロジックに埋もれて見落としがちなことについてお話したいと思います。
それは何かと言うと、「相場というのは、“取引”である」という点です。
皆さんは普段、相場を「取引が行われること」だと強く意識しているでしょうか?
多くの場合、何気なく使っている言葉そのものが重要な意味を持っています。
結論から申し上げると、
「相場にも“売り”と“買い”のバランスがあるので、常に一定の幅をもって動く」
ということです。
これはトレード技術にも通じる点なのです。
皆さまも、「〇〇は、××円から××円が大体の相場だね」といった表現を用いることがあると思います。
この場合、相場とはモノの値段について、大体の価格帯を表わすのに使う表現ですね。
元来、どんなモノでも価格は変動します。
それが目に見えて顕著なのが、FXのような投機の対象として広く認識されているものだというわけです。
そして、それらの値段というのは、上昇傾向の時も、下落気味の時も、横ばいの時も、
その時々における一定の幅の中で動いています。
その「帯(おび、バンド)」に、角度があるかないかの違いだけです。
ですので、どんな時も慌ててはいけないのですね。
上がっている真っ最中に、飛びついて買ってはいけません。
下がっている真っ最中にも、飛びついて売ってはいけません。
どんなに利益になりそうな時でも、誘いに乗ってはなりません(笑)
上がれば下がる、下がれば上がるので、どんな時も―
・買う時は、今現在の帯を見極めてできるだけ下で買う
・売る時も、今現在の帯を見極めてできるだけ上で売る
この“帯”、相場の業界では「チャネル」という、もっともらしい用語で表わされています。
要は、今回お話しましたように、「今動いている、一定の幅をもった帯」のことです。
参考にしていただけましたら幸いです。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。