利益だけではなく“損失”に着目することが重要

2021年6月17日2021年7月2日

「投資で生きる」ご覧の皆様こんにちは。
TAMURAです。

梅雨の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか？

6月の前半戦はトレード戦略通りに遂行できたので良い結果を得ました。

後半戦も短期売買系のロジック群をコントロールしながらチーム戦で相場と対峙していきますが、「どれくらいリスクを受け入れるか」を前提条件にトレードしています。

例えば、6月4日（金）21時30分には、アメリカ雇用統計（重要経済指標）がありました。

雇用統計の発表前は相場が大きく動く可能性があるので、保有ポジションを事前決済したり、新規ポジションを控えたりすることがセオリーだったりします。

ですが、受け入れられるリスクを事前に決めてトレードしていれば、特に一喜一憂することはありません。

損失に着目してこそ利益を上げられる

私がトレードで重要視していることは以下の通りです。

これらも踏まえた上で、直近でトレードした結果がこちらです。

このように私は、根拠あるトレードしか行わないのでシステムトレードを重視しており、最大ドローダウン・リスクリワード・リスクリターン・勝率・連勝数・連敗数などを把握しているので、想定されるリスクも明瞭になっております。

利益ばかりに着目するのではなく、損失に着目してこそ利益はやってくるのです。

それも踏まえて一つ質問をします。
あなたは次の1と2では、どちらを選択してトレードしますか？

回数を重ねると、その差は1000万円。

確実な利益を想定する心理状態では、絶対的に利益を失わないような考えが勝手に生まれます。そこで、過剰な損失意識が表れてくるのです。

損失そのものを最優先で回避しようとする傾向が強くなると、利益形成は難しくなってきます。

相場に100％は存在しないので、確実な利益に着目するのではなく、損失との向き合い方によって目標利益へ到達できると考えたほうがいいです。

利益と損失のバランスを整えるのが重要ということで、売買ルール（ロジック）も大事ですが、そればかりに固執するのではなく、トレーダーとしての資質（バランス）にも焦点を当てて考えることも必要です。

バランスを強固にするには、ロジック検証や資金管理による具体的な数値を把握することが重要になります。

たとえ1ヶ月のトレード結果がマイナスだったとしても、それが想定内であれば全く問題は無いですよね。その後に期待していけばいいだけです。

「想定内であるか」が重要

ここで重要なのが「想定内であるか」ということ。

相場の動きは、想定内と考えるべきではありません。相場は想定を簡単に覆すので、そこで何かを想定してもあまり意味はないのです。

それよりも考えるべきは、「自身のトレードのリスクが想定内であるか」ということ。リスクは必ずあるので、受け入れられるリスクを想定内に収めることが大事です。

リスクはコントロールできます。そのためには、ロジックの最大ドローダウンを知らなければなりません。

最大ドローダウンとは、過去、最大口座残高から落ち込んだ場合の下落率を表します。損失決済もしくは含み損のどちらか最大損失時のパーセント（％）になります。

この最大ドローダウンを把握することが資金管理の礎になりますが、最大ドローダウンはいつ更新するのか誰にもわかりません。

実際は2倍以上のドローダウンがあるかもしれないと用心しておくのが無難です。

すると、リスクを想定内に考えられるようになります。

そして、最大ドローダウンは10％以下が基本です。
最大ドローダウンが高くなるとリスクが大きくなりますし、精神的にも耐えられなくなります。

トレードは勝って驕らず！トレードは負けて腐らず！

コロナの影響が厳しき折、くれぐれもご自愛ください。

行動・検証・失敗・学ぶ・継続を心に留め、絶対に諦めない。
意気自如で相場と向き合い、意気軒昂で心と向き合う。
冷静と情熱を忘れぬように一緒に頑張っていきましょう。

それでは「一行三昧」（1つの修行法を一心に.励むこと）
ということで、また次回よろしくお願いいあたします。

TAMURAより

TAMURAのオススメ講座