理不尽な相場では “しまったら仕舞う”を心得よ
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
今回はすごく大きなテーマですね、
【相場で一番大事なこと】についてお話したいと思います。
唯一の正解は“実際に動いた方向”
一言で表現すると、
「相場における唯一の正解は、“実際に動いた方向”である」
ということです。
言葉にしてしまうと当たり前に思えるのですが、
これが意外と奥が深いと私は感じています。
時折、相場はロジックに合わない動きをすることがありますし、
どんなに頭の賢い人が
「今の動きは間違っている、状況的にこうあるべきだ!」
と叫んだところで
“実際に動いた方向”こそが相場の正解になってしまいます。
理屈に合わない無理が一時的に通ったような、
理不尽な値動きの場合、
それはいずれ修正される可能性があります。
ただ、すでに動いた相場については
確定した過去の出来事になってしまっているのであって、
もはや否定できない事実となります。
そういった相場の厳然たる事実を踏まえた至高の格言が
「しまったら仕舞え」というものです。
至高の格言“しまったら仕舞え”とは
「おっと、これはおかしいぞ」「しまった!」
というような時は、
ひとまず手仕舞いなさいと先人は言っており、
これは理不尽さも受け入れざるを得ないという教訓とともに、
相場に対する畏敬でもあると思います。
トレードの世界、ロジック通り、理屈通りにいけば
どれほど楽かと思いますが、
もし100%理屈通りに動くようだと、
おそらくは相場そのものが成り立たないのでしょうね。
相場の中の、非ロジックの部分、感情に左右される要素、
そういった不確定要素が相場を難しくもおもしろく、
飽きない世界にしているように感じています。
ただし、そういった相場の世界で求められるのは、
「こちら(トレーダー側)はブレないこと」です。
これは、最終的に利益を残せるトレーダー達に
必ず共通する心構えと言えるでしょう。
非ロジカルな理不尽さを
受け入れていくこと(時には損切り)はしますが、
全体としての行動規範はしっかりと持っておくこと、
つまりロジックに基づいていることが大事だと感じます。
要は、「相場はいろいろですよね」と受け入れられるような、
折れないほど強く、柳のような柔らかい精神が大事だという意味です。
参考にしていただけましたら幸いです。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。