「米国雇用統計」後に大転換!今後注目の3つの通貨ペア
こんにちは、藤田昌宏です。
10月に入り、ドル円相場が上昇したことから、大相場の突入を示唆しております。
まずは、恒例の2021年10月の為替市場の月初来の騰落率(とうらくりつ)を見ていきましょう。
※騰落率とは、ある期間の価格がどれだけ変化したかを表すもの。
2021年10月1日から現時点での各通貨の強弱を見ていくと、ポンドが強く、一方でユーロ、日本円が弱くなっています。
左から強い順に並べると、
『 ポンド > 豪ドル > スイス > 米ドル > ユーロ > 日本円 』
といった順番ですね。
また、これを対ドルの数値にして見ていくと、
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1位 ポンド +1.17
2位 豪ドル +1.11
3位 スイス +0.44
4位 米ドル 0.00
5位 ユーロ -0.08
6位 日本円 -0.77
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上記のデータになります。
ちなみに、世界中の投資家は米ドルを中心に見ているため、対ドルで記載しています。
この騰落率のデータからも分かる通り、ポンドが最も強いということです。
また、通貨ペアに直すと、ポンド/円上昇(ポンド高)、ユーロ/ポンド下落(ポンド高)ということが判断できますね。
※参考までに、前月9月は下記になります。
前月との比較の際にご参考ください。
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1位 米ドル 0.00
2位 ポンド -0.60
3位 日本円 -0.65
4位 ユーロ -0.86
5位 豪ドル -1.00
6位 スイス -1.10
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2021年10月に注目すべき「3つの通貨ペア」とは?
9月と10月の騰落率データからわかることは、ポンド、豪ドルに関して、9月の下落分を10月に全戻ししていることです。
その原因として考えられることは、最近、新聞やニュースで大きく取り上げられた中国の「恒大集団(こうだいしゅうだん)」の経営問題が落ち着いたことですね。
そうした背景を踏まえて、今後の最適解としては、ドル円の上昇に関連して、ポンド円や豪ドル円も上昇という見方になるでしょう。
特に、ドル円を最優先にチェックし、次にポンド円や豪ドル円の展開を注意してみていくと良いです。
もしも、注目通貨に迷ったときは、参考にしてくださいね。
米国雇用統計発表後のトレード戦略とは
続いて、10月に実践したトレードについて解説していきます。
下図は、ポンド円のチャートです。
▼2021.10.11「ポンド円チャート」
※表示している通貨ペアはポンド/円であり、見やすいように15分足に設定しています。
この通貨ペア選定の根拠の一つとして、騰落率を用いています。
その後、世界的に注目されている「アメリカ雇用統計」発表後の値動きが収まったタイミングを見計らって、収益率が高いポイントでサインに従いエントリーしました。
上図のエントリーサインが発生した赤色の枠でエントリー、そして水色の枠で決済し、67pipsの利益獲得となっています。
今後の戦略としては、長く続いたドル円相場のブレイクアウト(上方向)関連して、豪ドル/円やポンド円(どちらも上方向)の値動きに注目し、エントリーチャンスを狙っていくことです。
次回も、プロが注目しているポイントからヘッジファンドがこっそり使う手口、そして実際のトレードを共有させていただきます。
ぜひ、楽しみにお待ちくださいね。
最後にあなたへのメッセージ
これからFXで利益を上げていきたいと考えているのであれば、ぜひ今回の記事に限らず、継続してFXの学習を行ってもらいたいと思います。
投資は日々学び、情報収集し、経験を積んでいくことが大事だからです。
このような考え方は、私個人の独りよがりなものではなく、多くのトレーダーが押さえておくべき現実だと思います。
現にクロスリテイリングさんでも「継続学習」の必要性について強くお伝えしており、経験値を上げることが成功者の第一歩なのです。
私自身、そのようなクロスリテイリングさんの考え方に共感したために、こちらで投資家の本質についてお伝えさせてもらっています。
ぜひ今回の記事をきっかけにして、単なるスキルや知識の習得だけでなく、重要な現場目線についても感じ取ってもらえたら幸いです。