トレンド相場とレンジ相場を見分けよう
投資格言に「トレンドを友とせよ」という言葉があります。
トレンドと聞くとファッションなどの流行を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、もちろん違います。
FXには「レンジ」「トレンド」と呼ばれる2種類の相場があり、その中でも「トレンドと上手に付き合いましょう」ということを表した格言なんですね。
そこで今回は2種類の相場について解説するとともに、その見分け方についても触れていきます。
徐々に相場が上がっていくのを把握できれば、エントリーや決済のタイミングを決断しやすくなります。
ぜひ最後までご覧くださいね。
トレンド相場とレンジ相場
まずはトレンド相場、レンジ相場の特徴についてご説明しますね。
先ほども触れたように、相場は大きく分けて2種類「トレンド」「レンジ」に分かれるといわれています。
複雑かつランダムに動いているように見えても、その規則性に気がつけば、このように分けられるんですね。
また一般的に、相場の傾向としてはトレンドが2割、レンジが8割といわれています。
そして、この2割のトレンドを正確に予測できるかどうかが、FXで稼ぐためには重要です。
トレンド相場とは
トレンド相場には、さらに2種類の形があります。
1つ目は「上昇トレンド」といい、価格が右肩上がりのチャート。
2つ目は「下降トレンド」といい、価格が右肩下がりのチャート。
具体的に下図をご覧ください。
このように価格が上下しながらも、上昇傾向にある相場のことを上昇トレンドといいます。
このように価格が上下しながらも、下降傾向にある相場のことを下降トレンドというわけですね。
レンジ相場とは
次に「レンジ相場」とは、一定の価格の範囲で上がり、下がりを繰り返しているチャートのことです。
横ばい相場とも言われます。
トレンド相場を狙っている場合、8割の相場がこのレンジ相場になっているため、チャンスがなかなか得られないと感じるかもしれません。
しかし、レンジ相場がある程度続いた後は、勢いのついたトレンド相場が出やすいため、やはりレンジ相場も見極めが肝心になってきます。
では、具体的に下図をご覧ください。
大きく価格が一方向に動くのではなく、このようにある一定の値幅の価格を推移し、行ったり来たりを繰り返す。
それがレンジ相場です。
わかりやすいように図解もしておきましょう。
レンジ相場が続くときは、買い手と売り手が均衡していることがわかります。
それが何らかの条件で均衡を崩した時、相場はトレンドへと移行していくんです。
トレンド相場とレンジ相場を見分ける方法
それでは具体的な相場の見分け方についてご説明していきましょう。
先ほどの図解でもわかるように、レンジ相場は一定の価格を行ったり来たりと視覚的にもわかりやすいですよね。
そこで肝心なのが、トレンド相場の見分け方。
ここからはトレンド相場を初心者でもパッと見分ける方法を説明していきます。
さて、さっそくですが結論から言いますと、相場価格の「高値」と「安値」に注目すること。
実はこの2点だけ見ておけば、トレンド相場が発生した時にすぐに気付けます。
「レンジ相場」の場合は、高値と安値がほぼ一定です。
しかし「トレンド相場」の場合、高値や安値が上がっている、もしくは下がっている状態になります。
言葉だけではわかりにくいので、こちらも図解して説明していきますね。
上昇トレンドは、以下のような図になります。
上昇トレンドの見分け方は、高値と安値を更新しながら、だんだん上昇し続けているかどうかに注目します。
つまり、上昇トレンドとは、基本的に前回の高値あるいは安値が増え続けていく相場のことです。
続いて下降トレンドは、以下のような図になります。
下降トレンドは、高値と安値を更新しながら、だんだん下降し続けているかどうかに注目します。
上昇トレンドと同じ要領で、価格が減り続けている場面を見つけましょう。
上記でもお伝えしたように、見分けるために見るポイントは「高値」と「安値」の2つだけ。
ぜひ今回の内容を踏まえ、実際のチャートを使いながら見分けてみてくださいね。
まとめ
今回はレンジ相場とトレンド相場の見分け方についてご紹介しました。
初心者の方がトレンドを見分けるポイントとしては「高値と安値」に注目。
それが上昇傾向なのか、下降傾向なのかを判断することが重要です。
2種類の相場について理解できれば、『投資で生きる』ロジックも十分に活用できるでしょう。
このオリジナルロジックも、トレンドを狙った手法になります。
トレンド相場の見分け方がバッチリであれば、上記サイトで配布中のサインツールもしっかりと使いこなせるでしょう。
あとは直感的に利益を狙っていきながら、トレーダーとしてのステップアップを最速で目指してくださいね。