FX取引での利益の出し方、仕組み

2021年7月22日

せっかくFXを始めるのであれば、すぐにでも利益を目指してトレードを始めたいと誰でも考えると思いますが、具体的にどうなれば、FXの取引で利益が出せるのか、ちゃんと理解しておく必要があります。

そんな今すぐトレードを始めたいあなたのために、今回の記事では、実際にFXを始める前に知っておいてもらいたい「FX取引での利益の出し方」について分かりやすくご紹介していきます。

FXは「エントリーして、決済をする」ことで、初めて取引が完了するのですが、エントリーには「買い」と「売り」があり、それぞれ利益が発生する条件が違います。

なのでこの記事では「買いエントリー、売りエントリーでの利益の出し方」という基本的な稼ぎ方を最初に紹介します。

さらには、エントリーをほったらかしにしていても利益を手にできる「スワップポイントでの利益の出し方」というのも解説していきます!

FXの利益の出し方を理解できれば、いつでもリアルトレードを始められるようになるので、ぜひ今回の記事を参考に、マスターしてください。

買いエントリーで利益を出す方法

買いエントリーの場合、「エントリー価格よりも高い価格で決済」すれば利益が発生します。

つまり、未来の価格が現在の価格よりも高くなる、と予想した場合、買いエントリーをすることで利益を目指せるんです。

例えば、1ドル=100円の時に買いエントリーをしたとしましょう。

買いエントリーの場合は、エントリーした価格よりも高い価格に値動きがしたタイミングで決済をすることができれば、利益を手にできます。

この場合は、「1ドルの価値が100円以上になった時に決済」すれば利益が出るということ。

上図のように、1ドル120円になったので決済しました。

エントリー時よりも1ドルの価値が「+20円」高くなっているので、この差額があなたの利益になります。

逆に、下図のようにエントリー時よりも価格が下がったところで決済してしまうと損失になってしまうので、注意しましょう。

売りエントリーで利益を出す方法

売りエントリーは、買いの時とは逆に「エントリー価格よりも安い価格で決済」すれば利益が発生します。

つまり、未来の価格が現在の価格よりも安くなる、と予想した場合、売りエントリーをすることで利益を目指せるのです。

例えば、1ドル=100円の時に売りエントリーをしたとしましょう。

売りエントリーの場合は、エントリーした価格よりも安い価格に値動きがしたタイミングで決済をすることができれば、利益を手にできます。

この場合は、「1ドルの価値が100円以下になった時に決済」すれば利益が出るわけですね。

上図のように、1ドル70円になったので決済しました。

エントリー時よりも1ドルの価値が「+30円」安くなっているので、この差額があなたの利益になります。

FXの面白いポイントは、通貨の価値が下がってしまっても、売りエントリーであれば利益に変えられるという点です。

普通に考えれば「1ドルが100円から70円」になったら「-30円」となるのですが、FXの売りエントリーでは、この価格変動によって「+30円」となります。

逆に、売りエントリーしている時に、エントリー時よりも高い値段の時に決済してしまうと損失になってしまうので、注意しましょう。

ほったらかしでも利益が出る「スワップポイント」

ここまで紹介した売買エントリーは、決済した時の価格によって利益になるか、損失になるかが決まります。

しかし、それ以外にも実は、通貨ペア毎に「スワップポイント(スワップ金利)」というものによって、トレードの結果とは別の利益を生み出してくれる場合があります。

FXは2つの異なる通貨を交換するのですが、実はこの時、金利の交換も行われているんです。

金利は、お金を交換する際の利子みたいなもの、と思ってください。
国によってさまざまな金利が設定されていますが、その金利差があると、差額を調整するためにスワップポイントの受け取りや支払いが発生するんです。

スワップポイントで利益を出したい場合は「高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売る」ことで可能になります。

例えば、高金利なトルコリラを買い、低金利な日本円を売る場合、以下のような計算式が成り立ち、スワップポイントで利益が生み出せます。

※トルコリラの金利を「19%」、日本円の金利を「0.10%」とした場合。

19.0(トルコリラの金利) - 0.10(日本円の金利)
 = +18.9(金利差)

つまり「トルコ円」という通貨ペアの組み合わせで「買いポジション」のトレードすれば、+18.9%のスワップポイントが受け取れるということですね。

ただし「マイナススワップ」と言って、逆にスワップポイントを支払わなければならないパターンもあります。

それが「低金利の通貨を買って、高金利の通貨を売る」場合です。

先ほどのトルコリラと日本円を参考にするとわかりやすいでしょう。

0.10(日本円の金利) - 19.0(トルコリラの金利)
 = -18.9%(金利差)

つまり「トルコ円」で「売りポジション」を持ってしまうと、スワップポイントでは損失が出てしまう、ということになります。

そのため、スワップポイントで利益を得たい場合は、マイナススワップになっていないのかを必ず注意しましょう。

まとめ

今回は「FX取引での利益の出し方」というテーマで、3つの利益の稼ぎ方をご紹介しました。

買いエントリーの場合は、エントリー価格よりも高い価格で決済
売りエントリーの場合は、エントリー価格よりも安い価格で決済

このポイントさえをしっかり理解していれば、まず問題ありません。

また、通常の取引に慣れてきたら、スワップポイントを使った利益の出し方も試すのもいいでしょう。

ただし、ここで知識として理解するだけでなく、ぜひデモ口座で実際にトレードを行ってみてください。
そして利益がどのように発生するのか、その感覚を掴んでいきましょう。

やはり経験しているのと、そうでないのとでは違うので、焦らずしっかりと丁寧に準備していきましょう!

ぜひ、今回の記事を参考に、正しくFXで利益を目指して、新たな収入の柱にしてくださいね。