トレードに必要な2つの備え

2021年7月2日

「投資で生きる」ご覧の皆様こんにちは。
TAMURAです。

緊急事態宣言や蔓防で、何かと不便なこともあると思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

コロナワクチンの普及も進まない状況や混乱もあり、様々な角度から見ても日本は先進国なのか?!
国力が衰退しているのはもはや明確ですよね。

既得権益者の繋がりや利己主義のために没落しているわけにはいかないのに、もう戦慄する今日この頃です。

ですが、このような時こそ投資の有難さや大切さがわかります。

じっくり向き合ういい機会と前向きに捉えていますので、例年以上にトレードの楽しさや素晴らしさを実感しております。

FXで稼いでいくために必要な備えとは

さて、今年はかなり早い梅雨入りになるということで、春を惜しむ間もなくジメジメしてきますね。

室内で過ごす時間が増えるこの季節こそ、トレードに集中するべく「備え」を楽しんでいくことが、先々へ繋がっていくと考えます。

「備え=検証」

トレードでの心構えや姿勢など「備え=検証」で勝負はほとんど決まると思っていますし、そのように考えて実践してきました。

確率のスポーツ感覚でトレード自体を思想しているので、基となるデータを重要視しております。

そして、変化が起こる前から多様性のある準備をすることがとても大事です。

FXの市場環境の激変が起こってからでは間に合いません。

将来や未来に対して多様性をもって備えなくてはいけないのです。

「不安に備える→管理をする→本能や思惑に任せる」のではなく、知性を持って、自ら環境変化に備えて検証していくことが重要なんです。

特に下記の内容を意識してみてください。

■検証中は楽しんでやりましょう
■検証中は客観視していきましょう
■検証中は何度も見直しましょう
■検証中はロジック内容も大事だが考え方に固執しましょう
■検証中は先ずは足元を見てから星空を眺めるようにしましょう
■検証中は希望を語りましょう
■検証中は挑戦をしていく心を見失わないようにしましょう
■検証中は自身の価値観を大切にしていきましょう
■検証中は能力の差ではありませんから信念をもっていきましょう

最近は検証中で考える力=思考力への幅を広げていきたいと思い、いろいろな課題を用意して臨んでいます。
システムトレードではあらゆる場面で問題解決を求められますので、解決しなければならない問題に直面したときには、様々な条件を考慮し、いくつもの筋道を考えて、その中から最も優位性の高いことを選択することになります。

成功への鍵は論理的思考

「備え」に関してもう一つ大切なのが、解決に至るまでの過程、つまり筋道をどれだけ多く考えられるかということです。
そして、その中から最適な組み合わせは何かを判断することです。

■筋道を立てて考える「論理思考力」
■多方面から疑いを持ってみる「多面的思考力」
■根本から見直す「批判的思考力」

これら思考力がシステムトレードで重要なポイントになるので、検証をしながら磨きをかけられるように勉強を積み重ねています。

記録と記憶は個人的感想ですが、全く別物になり面白いほどに乖離します。

この乖離があるとトレード自体がブレてきたり歪みが生じるので、記憶を参考にしながら記録を重視して検証を実行しています。

因みに、記録の取りやすさはEA(自動売買システム)ならではの長期バックテストやフォワードテストの正確性に現れます。

優位性の高いロジック=明確な根拠が必須ですから記録を取っていきましょう。

「記録=数値」

数値を分析していくことで相場を見ていくと、よくありがちな「ルール通りにトレードできない」という問題も払拭できるようになりますし、気概も一段と深まります。

■感覚で行うトレードの場合
・損切りできない
・利益勘定に走る
・時間軸の変更
・自己満に陥る
・歪んだ勝ち方をしてしまう

■数値分析で行うトレードの場合
・値動きの希望と正当化を排除できる
・転んでも起き上がるための過程材料を得られる
・明確な根拠でトレードができる
・資金管理に役立つ
・理論、理屈から理解への「なぜ」ではなく「なに」に変わる

記録を数値にすることでロジック・環境・タイミングを把握して、適切に行動できるようになるのです。

そして、検証による傾向分析から根拠のあるトレードを意識して、毎回勝つことを目的とするのではなく、複数回のトレードでプラスになる確率論のレベルアップを目的とすることで、利益向上へと進んでいきます。

更に、明確な数値の記録があると、ポートフォリオ化へバランスを見極めていくことにも繋がります。

直近相場は「相場は理外の理」という感じもありますよね。

裁量だとそう思う方も多くいらっしゃると思います。

だが、システム派のトレーダーである私は「相場は理外の理にあらず、理中の理なり」と考えております。

システムトレード=様々なインディケータを組み合わせて、エントリー条件・決済条件について明確なルールを作り、それに従ってトレードしていきます。システムは完全自動売買をしていくことが可能です。

■システムのメリット
・完全自動売買ができるので、時間を拘束されずに済む。
・明確なルールに従うので、ロジック通りのトレードが遂行される。
・心理や感情に左右されないので、精神的負担が少ない。
・無謀な行動を起こさずに優位性を貫くことが簡単にできる。
・具体的な数値を知った上でトレードが出来るので資金管理を図りやすい。

■システムのデメリット
・完全自動売買のEAを作るにはプログラミングの技術力がいる。
・システムの構築や最適化には相当な時間が掛かる。
・裁量トレードで成功できないとシステム化はまず難しい。

理中の理は、システム的に検証をすることで視点を変えていくことができます。

それは、深層の法則性や規則性を数値として見ており、主観的ではなく客観的でいるからです。
理中の理を理解し、それを経験として日々蓄積することでトレードの向上を図っています。

人間が物事を判断するとき、全ての情報を総合的に見るのではなく、顕在性の高い要因のいくつかをセレクトしてから判断しているのに過ぎません。断片的な材料を頭の中で繋げて、自分に都合のよいストーリーを勝手に作ってしまいます。

考えれば考えるほど思い込みは強化されますので、変な刷り込みが形成されていないか確認してみるためにも検証を行っていきましょう。

コロナ疲れがあると思いますが、くれぐれもご自愛ください。

行動・検証・失敗・学ぶ・継続を心に留め、絶対に諦めない。
意気自如で相場と向き合い、意気軒昂で心と向き合う。
冷静と情熱を忘れぬように一緒に頑張っていきましょう。

それでは「一行三昧」(1つの修行法を一心に.励むこと)ということで、また次回よろしくお願い致します。

TAMURAより

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