アメリカ雇用統計の苦い経験から学んだこと
こんにちは、藤田昌宏です。
コロナが人々に影響をもたらすようになってから、早くも約1年になります。
振り返ってみると、この1年は激動の年とも呼ばれ、環境が大きく変化しましたね。
例えば、マスク着用が義務のようになったり、大人数での飲食制限が続いたりしています。
また、仕事の在り方やお金の稼ぎ方に疑問を持つ層が増えています。
事実、最近の証券会社のオンライン口座開設を見ると2桁の伸び率となっており、新しく投資を始める方も増えてくるでしょう。
そして、コロナで在宅ワークが増える中、20代前半から30代後半のミレニアム世代と呼ばれる人々が新しく投資を始めています。
さらにはオンライン証券が活況の中、最近では東京の銀座で投資バーなるものができて話題になっています。
どうやら、金融関係者や投資好きな人たちが、夜な夜なそのバーに集まるようですね。
私の経験上、投資は独学で勉強するのも時間がかかりますし、限界があるので、投資バーのような場には今後期待したいと思っています。
機関投資家時代の失敗談とアメリカ雇用統計の知られざる周期とは?
さて、先週は為替市場のビッグイベントとも言われている、アメリカ雇用統計がありました。
あまり認知されていないことですが、アメリカ雇用統計は毎月第一金曜日に発表があるのです。
経済指標の発表は忘れがちですが、このような大きなイベントは相場にも大きな影響を及ぼすので、覚えておくことをおすすめします。
私が機関投資家だったころのお話ですが、この指標(アメリカ雇用統計)には苦い思い出があります。
さかのぼることおよそ10年前、2011年のドル円相場は下落ムードでチャートのかたちも悪かったのです。
そして、発表される数値はリーマンショックの影響もあり悪化。
トレンドフォローで下落を狙うのですが、翌営業日に大きく上昇し、損切りにあったことを鮮明に記憶しています。
この出来事から私が学んだことは、ビッグイベントの翌日は、指標の良し悪しよりもチャートの動きやパターンを重要視するということ。
パターンの重要性を再認識させられた経済指標でもありました。
中期的な予測やシナリオを立て、トレンドフォローするトレードは王道ですが、経済指標後の真の値動きをとらえて、局面ごとに特化した短期トレードで利益を上げる方法も選択肢に入れると視野も広がると思います。
第二回はトレードを始めるうえで欠かせない、アメリカ雇用統計のお話をさせていただきました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。