大きな利益を狙える「押し目」「戻り目」とは?

2021年7月26日

FXのチャート分析の記事や、経済ニュースを聞いていると、度々「押し目」「戻り目」という専門用語を聞くことがあります。

ですが具体的にこの「押し目」「戻り目」というのは、どういう状況を指すのでしょうか?

そこで今回は「押し目」「戻り目」の概念、そして、どのようなトレードに利用できるのかを、実際のチャート画像を見ながら、詳しくご紹介していきます。

実はこの2つをしっかり理解できていないと、上手く相場の流れを読み解けなかったり、流れを読み間違えてしまったりと、損失に繋がってしまう場合もあります。逆にこれが理解できれば、大きな利益を手にすることも可能に!

ぜひ必修科目として、今回の記事で「押し目」「戻り目」を学んでいきましょう。

「押し目」「戻り目」とは?

まず「押し目」とは、(1)相場が上昇している中で、(2)一旦小さな下落をして、(3)再度その後、上昇に転じた時のポイントを意味します。

そして「戻り目」というのは、(1)相場が下落している時に、(2)一旦小さな上昇になり、(3)再度その後、下落に転じた時のポイントを意味します。

上昇・下落トレンドが継続している時は、「押し目」「戻り目」は何度も形成されるので、トレンド中に少し反転したからといって、トレンドが終わってしまったと勘違いしないように注意しましょう。

強い勢いを持つトレンドの場合、一旦小さな反発が発生した後に、さらに元のトレンド方向に戻っていくことは非常によくある動きなんです。

そのためトレンド中は、少し反発した程度で、「トレンドが終わってしまった!」と焦って決済してしまったり、慌てて反転した方向にエントリーしないようにしましょう。

さて、それでは具体的にどのような時に「押し目」や「戻り目」が機能するのでしょうか?
次の項目で、具体的な「押し目」や「戻り目」を使ったエントリーテクニックをご紹介していきます。

「押し目」「戻り目」を使ったエントリーテクニック

「押し目」「戻り目」をつけたトレンドは、その後大きく伸びていく傾向が強いので、このポイントでエントリーすると、利益が大きく狙えます。

ただし「押し目」「戻り目」を見つけてすぐにエントリーしてしまうと、その後本当に反転して逆方向に伸びていく可能性もあります。

そのため押し目の場合は、「直近の高値をブレイクしてから」エントリーを狙いましょう。

そして戻り目の場合は、「直近の安値をブレイクしてから」エントリーを狙いましょう。

直近の高値・安値をブレイクすれば、トレンドの勢いが強いということになるので、そのまま狙った方向に伸びていく可能性は高いです。

また、押し目を形成した後、再び上昇するポイントを狙って買いエントリーすることを「押し目買い」。

戻り目を形成した後、再び下落するポイントを狙って売りエントリーすることを「戻り売り」と呼びます。

まとめ

「押し目」「戻り目」がどんなもので、どのようなトレードに利用できるのか理解できたと思います。

一見、トレンドが反転してしまったのではないかと不安がよぎるのが「押し目」「戻り目」のハラハラさせられる部分かもしれません。しかしトレードに慣れてくると、逆に「おっ!来た来た!」と利益が狙えるチャンスとして見れるので、発生するのが楽しみになるはずです。

特に「押し目買い」「戻り売り」は、トレーダーの中でも良く使われるエントリーテクニックなので、ぜひ、今回の記事を参考に、実際の相場でも試していきましょう。