EA(自動売買システム)とは?
FXで稼ぐための手段のひとつとして、EA(自動売買システム)を活用する方法があります。
そこで今回は、初心者でも理解できるEAのメリット、選ぶ際のポイント、さらに導入方法から実際に稼働するまでをすべて解説していきます。
導入方法については実際の映像を見ながら解説していますので、ぜひ今回の記事と最下部にある動画を参考にしてくださいね!
EA(自動売買システム)とは何なのか?
そもそもEA(自動売買システム)とは、エキスパート・アドバイザーと呼び、MT4・MT5取引プラットフォームで使えるFXトレードを自動で行うソフトのことです。
「自動売買」の名の通り、システムによってあなたの変わりに自動で取引を行ってくれます。
EAを使えば、自分の代わりにトレードを行ってくれたり、作業を簡略化してくれるので、本業や家事で忙しい方でもチャートに張り付くことなく、取引機会を逃さず、効率的に利益を狙うことが可能になります。
EAを使う3つのメリット
EAを使うメリットは大きく以下の3つです。
- 経験や実力がなくても即日利益を狙える
- 欲が邪魔しないのでトレードが安定する
- プロトレーダーが構築したEAを利用できる
ひとつずつ解説していきましょう。
メリット1:経験や実力がなくても即日利益を狙える
FXをする一番の目的は利益を増やすことです。
しかし、初心者のうちは勝てるポイントを見つけるのに慣れなかったり、分析に時間を取られたりと、利益を狙うまでに手間がかかるかもしれません。
その点、有利なポイントでのトレードをシステム化したEAであれば、トレードの経験や実力関係なく、使ったその日から利益を狙っていくことができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
メリット2:欲が邪魔しないのでトレードが安定する
FXでは、利益を確定する利益確定の注文と、損失を確定する損切りの注文、それぞれのタイミングが非常に重要だと言われています。
しかし、FX初心者は心理的な不安が取引に反映されると、損失は大きく、利益は小さい取引に繋がりやすい傾向があります。
例えば、すでに損失が出ているのに「もう下がらない、ここからは上がる!」と思って損切りを先延ばしにしてしまい、さらに下落が進んでしまう可能性も。
しかし、システムにトレードをすべて任せてしまえば、感情は一切入らず「利益確定」も「損切り」もすべて条件通りに、自動で行ってくれるので、欲が邪魔することなく安定して利益を目指すことができます。
メリット3:プロトレーダーが構築したEAが利用できる
EAは様々な種類が存在するのですが、中にはプロトレーダーが作成したEAもあり、それを個人が利用することができます。
経験や知識が少ない初心者の場合、自分だけの力で勝てる取引ルールを考案するためには時間や労力も掛かってしまいます。
しかし、プロトレーダーが開発したEAを使えば、経験不足を補いながらもFXで大きな利益を狙えます。
また、FXの経験を積んでいけば、EAを自分流にカスタマイズし、改善させることも可能です。そうすることで、EAの勝率を高め、さらなる利益を狙えるでしょう。
良いEAを選ぶ5つのポイント
ここからはEA選びで失敗しないための判断基準をお伝えします。
以下の5つは必ず押さえておきましょう。
- 資産曲線
- プロフィットファクター
- 最大ドローダウン
- フォワードテストの結果
- 総取引数が1000回以上
こちらもそれぞれ解説していきます。
資産曲線
EAを選ぶ際には、資産曲線のグラフは必ずチェックしましょう。
上記画像は、EAの成績をグラフにしたものなのですが、右肩上がりにグラフが上がっているということは資産残高が増えているという証明になります。
つまり「このEAを使えば資産が増える」という意味になるので、必ず見ておくべきポイントの一つです。
プロフィットファクター
プロフィットファクターは利益額と損益額の比を示したもので、簡単に説明すると「EAの稼ぐ力」です。
収支がトントンだと1.00になります。理想的な数値は「2付近」だと言われているので、「1.2~2.2」くらいを目安にして見てみましょう。
最大ドローダウン
ドローダウンとはEAの結果が不調の期間でどれだけ資産を減らすことを許容できるかということです。
50%ですと半分資産を減らすことになります。
自分の許容範囲で探すのが基本ですが、わからなければドローダウン2~3%を目安に探せばいいでしょう。
フォワードテストの結果
EAの検証は過去の相場を使って行うため、基本的に実績は過去の相場でトレードした結果(バックテスト)です。
もちろん、過去の相場で通用していなければ、良いシステムではありません。過去相場で実績を出せていることは、大前提の条件です。ただ過去の相場で通用しても、今後の相場で通用しなければ意味がありませんよね。
そこで重要になる指標が、フォワードテストの結果。
※フォワードテストの結果から現時点でのEAの性能を把握することができます
気になったEAが、直近3ヶ月やリアルタイムの相場で、実際にどれくらい稼げているのか。
データを出している場合はしっかり確認してみましょう。
総取引数が1000回以上
EAの中には5~10年の長い期間でも1年間で数十回しかエントリーしていないEAもあります。
資産曲線の結果をよくするためにトレード回数を少なく設定しているEAもあるので、目安として1000回以上トレードしているEAを探しましょう。
そして、これまでに述べたものにすべて当てはまっている場合、性能が良いEAといえるでしょう。
EAのインストールから稼働を動画で解説
続いては、MT4にEAのインストールから実際に稼働させるまでの手順について、動画で丁寧に解説します。
パソコン操作が苦手な方であっても、今回の動画をそのままマネすれば、迷わず導入できるでしょう。
EAのインストール方法は、サインツールとほぼ同じです。
初めてFXをする方はそちらも復習しながら、今回の動画をご覧ください。
今回の映像では「MACD sample」という名前のEAをベースに進めていきます。
実際にあなたがEAを手にした際には、同じ項目にその入手したEAが追加されるはずですので、そちらと照らし合わせて操作をしてみてください。
まとめ
EAを使えば、あなたがFX初心者だとしても難しい分析をすることなく、効率的に利益を狙うことも可能になります。
日々、仕事や家事で忙しい方には、時間に縛られることなく利益を狙えるのでオススメです。ただし、ここで紹介した5つのポイントをチェックするのは忘れないでくださいね!
ぜひ本記事を参考にEAを上手に活用し、FXで利益を積み上げていきましょう。