日本のインフレは今年から本格化……「投資」があなたの生活を守る

明けまして、おめでとうございます、北田です。
本年も何卒宜しくお願い致します。

昨年はロシアがウクライナに侵攻したり、
世界で歴史的なインフレにみまわれたりと、波乱の1年でした。

これにより各中央銀行が、
異例のスピードで利上げを行い、株価は大きく下落、

また日銀のみが金融緩和を継続する中で、
歴史的な円安相場となりました。

ただ昨年の後半辺りから、
原油価格や資源価格が落ち着いてきたこともあり、

欧米やオセアニア地域では、インフレのピークアウトが見られ、
利上げペースの減速とともに、株価は上昇していきました。

そして日銀の為替介入も行われ、
さらには12月の日銀金融政策決定会合では、
長期金利の幅が±0.25から±0.5に拡大されたことで、

一気に円買い相場となりました。

昨年はまさに
インフレと金利で相場が形成されていった1年
と言えるでしょう。

2023年の投資におけるテーマは「景気後退」

そして今年2023年はどんな年になるかということですが、
今年は「景気後退」がテーマとなって動いていくと考えています。

昨年末、中国では厳しいロックダウン政策を行っていたところ、
急きょ緩和姿勢に移行したことで、急激な死者数が発生し、

また公表を止めてしまってはいますが、感染者数がかなり増加しており、
これが世界経済に大きな影響を与えるのではないかということで、
年末の株価は軟調な動きをしていました。

さらに昨年アメリカでは電力の消費量が過去最大となり、
世界では石炭の消費量が過去最大となりました。
今後も需要は増えていくと思われます。

そんな中で、各国がロシアに対して経済制裁を発動し、
資源価格、コモディティ価格等は再度今年も上昇すると予測されています。

また日本ではインフレはまだピークアウトを見せておらず、
今年はさらにインフレが加速するのではないか
と見ています。

元々アメリカのインフレは
ロシアがウクライナ侵攻する前の2021年から見られており、

この原因は、バイデン政権による
現金を配る等のばらまき政策がもたらした副作用です。

これがさらにロシアのウクライナ侵攻によって、
原油価格や天然ガスの価格が上昇していきインフレが加速しました。

日本でも、現在はコストプッシュ型のインフレだと言われていますが、
実は日本でも、ばらまき政策を積極的に行っているのが現状です。

2020年には国民全員に10万円を配り、
中小企業や小規模事業者に持続化給付金として最大100万円を配り、
GoTo等、全国旅行支援割り等にも財源を使い、

さらにガソリン代の補助金、
今年からはいよいよガス代、電気代にも補助金が出ることになります。

また年末に防衛費増額の財源が増税となることに多くの国民が怒り、
国債で賄えという意見が大多数だったことからも分かる通り、
政府は、国債をさらに発行せざるを得ない状況になっています。

しかし、国債を多く発行するということで、
日銀はますます利上げができない状態に陥ります。

これを投資家に見透かされ、円売り動意の元となっていき、
その結果として輸入物価が上がり、
日本国内のインフレが収まらない状態が続くことになります。

日本は民主主義国家である以上、国民の意見が反映されてしまいます。
(言い方は悪いですが…)

ですので、政府としても支持率を下げたくないあまり、
増税よりも国債発行に頼らざるを得なくなります。

日本で多くみられる
「発行した国債は日本政府の借金であって、国民の借金ではない」
という意見については、財務諸表上においては事実ですが、

ただ、国債発行は後になって「インフレ」として跳ね返ってくるため、
結局は日本国民が借金を背負うこととなんら変わりません。

昨年も見られたように、
国債を発行し、日銀が大量に購入する、
日銀は金利を上げると債務超過に陥ってしまうので金利を上げない政策を続ける、

そのため円安方向に振れる、
結果的に輸入物価が上がってインフレが進む
という流れになります。

この現象は、いま現実に起きています。
今年2023年はますます顕在化する見込みです。

昨年日銀が長期金利の変動幅を拡大しましたが、
せいぜいこれが限界でしょう。

1%まで上げてしまうと、
日銀が保有する国債価格が下がって保有資産が減ります。
(金利が上昇していくほど国債価格は下落していきます)

また同時に、政府の国債に対する利払い額が増加してしまいます。

こうなれば、他の予算の削減か増税しか道は残されておらず、
結局は利上げができない状況がこれからも続くことになり、

円としての価値はさらに安くなるおそれが高まります。
(ドル円の価格等ではなく、実質実効為替レートベースで)

このような状況下ですので、やはり2023年は、
日本でもかなりのインフレ、そして景気後退がテーマとなっていく
と予想できると思います。

2023年は相場で生きる強みを存分に活かそう

そんな中で、やはり自分の生活を守るのは、
投資しか無いと考えています。

ちょうど昨年、岸田政権下で、
来年2024年からNISAを拡充させることが決定しました。

これはまさに、

「もう政府や企業任せにされても国民の面倒など見切れない、
 自分の生活は自分で守っていきましょう」

という政府が発するメッセージにほかなりません。

年金受給額に関しても実質減っており、
これだけの少子化の中で、政府も何もできないというのが現実です。

これは政府が悪いとかそういった単純な話ではなく、
日本の構造上の問題である以上、どうすることもできないです。

そうなるとやはり自分で自分の生活を守るしかなく、
それがまさに投資だと考えています。

個人的にはNISAが使える株式投資が良いと思っていますが、
資金が無い間はFX等で資金を増やし、
のちに株式投資に移行する考えも十分にありだと思います。

FXの相場において、特にファンダメンタルズの分野は、
株式投資の世界にも当てはまることが非常に多く、
FXの学習がそのまま株式投資の運用に役立ちます。

金利の変化や原油価格の動向、円安円高の動きなどは、
株式投資にも非常に役立つものですので、
FXで取り組んだことは株式投資においてもムダになりません。

2022年もロシアがウクライナを侵攻したり、日銀が金融政策を突如修正したり等、
予想もしないことが起きたわけですが、

2023年は昨年以上に激動の1年になることが予想されており、
今この瞬間にも想像できないようなことが起きる可能性は非常に高いです。

ただそんな中でも、
自分の生活を守り、世の中の変化を利益に変えられるのが、
相場で生きている私たちの強みです。

この記事を読んでいるということは
あなたも相場に身を寄せている一人でしょうから、
他の多くの人よりも有利な状態にあります。

自分自身が相場に身を寄せ、学習していることに自信を持ち、
2023年も大きく飛躍する年にして頂けたらと思います。

また投資で生きるの記事等でも、
今後どんどんと情報発信していきたいと考えていますので、
ぜひ今年もお付き合いの程宜しくお願い申し上げます。

以上、何か参考になれば幸いです。

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