勝つための考え方 “紙一重の違い”

2022年7月15日

こんにちは、須藤一寿です。

いつもご覧くださり、
ありがとうございます。

今回は、

相場で勝ち続けるために大切な
「紙一重の違い」という考え方ついて、
お話したいと思います。

相場で対立する2つの意見とは

さて、相場の世界には
真っ向から対立する

2つの見方があることを
ご存じでしょうか。

「チャートはすべてを織り込むから、
 やはりチャートに基づいてロジカルにトレードすべき」

「チャートなんか見てるから負けるんだ。
 ロジックにかぶれる人間は負け組」

端的に表すと、こんな感じの
2つの見方ですね。

チャートというものを巡って
対立しているようにも見えます。

チャートを肯定するか
否定するかで、

見方が180度異なっているのが
面白いですね。

果たして、
どちらが正しいのでしょうか。

私、須藤はと言うと、

ローソク足でトレードする
人間であることから、

人からは前者の考えを持つトレーダー、

つまり

「チャート信奉者」に
見えるかもしれません。

しかし実は、

私は総合的に言って
後者の考え方に近いのです。

どういう意味か、お話します。

結論から言うと、

どちらか一方だけを
正解にしようとするから
無理が生じるのであって、

要はバランスよくチャートを
見ていく必要があるのです。

できるだけわかりやすく言うと、

「チャートには、信用できる時と
 信用できない時がある」

ということなんですね。

そして、

割合から言うと、
実際にチャートを見たときに、

信用できない時というか、
どうでもよい時のほうが

圧倒的に多いということが、
実感できます。

ただ、例外もあって、

チャートというのは
時々わかりやすく
素直な動きをすることがあります。

具体的には、

参加者の足並みが揃って、
一方へ動く時です。

つまり、短期であれ、
それ以上の規模であれ、

トレンド状に動きが出てきます。

そういう時だけは
チャートは信用できるので、

活かしてトレードすべきだというのが
私の大筋の考え方です。

ですので、

“特定のクセ”が出た時だけ
チャートに基づいてトレードし、

あとは徹底的に無視するというのが
私のトレードスタイルなんです。

基本的に、相場というのは構造上、
カモを待ち構えている状態ですので、

チャートにいつも意味があると考えて
四六時中手出しをすると、

やはりトータルで
マイナスになりやすいですね。

この辺りは、
天気に似ているのかもしれません。

よく、相場は天気に
なぞらえられることがありますが、

その通りだと思います。

一年365日毎日、
先の天気を当てるというのは不可能です。

しかし、空模様には、
「高確率で崩れていく時の兆候」や
「こういう兆しからは回復することが多い」といった、

ある程度、信憑性や再現性のある
経験則があります。

そういう時だけは、
数時間後の天気や、
明日の天気を当てることができます。

もうここまで読むと、
相場と天気の共通点にお気づきですよね。

つまり、相場も同じで、

相場がある程度の法則や
経験則に基づいて動いているとき
に、

初めて、チャートを見て
予測すればいいというわけです。

今回もお読みくださり、ありがとうございました。